シーリングライトの選び方

照明

この記事は照明の中でもシーリングライトについての記事です。どのような器具で、どのような場所への設置に適しているか、選び方・特徴などを知りたい方の疑問にお答えする内容となっています。

シーリングライトとは

天井に直接取付けるタイプの照明器具です。高い位置から1つの器具で部屋全体をくまなく照らすことができるため、日本ではメインの照明として利用されることが多いです。かつてシーリングライトのランプは蛍光灯が主流でしたが、現在では入れ替わる形でLEDランプの普及が進んでいます。大手メーカーの家庭用シーリングライトの最新ラインナップは、ほとんどがLED一体型(寿命がきた時に器具ごと交換の必要がある)タイプとなっています。
また、玄関や納戸・ウォークインクローゼット用などの1畳程度の小さいスペースに適した器具から20畳用以上など大きな空間用に適した器具もあり幅広い空間での利用の検討ができます。

シーリングライトの機能の特徴

現在流通しているシーリングライトは以下の機能が備わっているものがあります
但し全ての器具に必ず備わっているわけではないので各商品毎に機能の有無についてはきちんと確認してから購入する必要がありますのでご注意ください。

調光機能

光の明るさを調整できる機能です。
リモコンに明るさを調整できる機能が付いていて、20%・50%・75%・100%と段階的に変える事ができたり、0~100%というようにかなり細かく調節が可能なもあります。
また最新の機能が付いている器具には窓からの明るさを自動で感知して光の明るさを調節してくれ、電気の消費量を減らす事のできるとってもエコな商品もあります。

調色機能

光の色(色温度)を調節できる機能です。
白昼色と言われる白い光~電球色と言われる黄色い光に変える事ができます。
白昼色はすっきりと白い光で一般的に本や新聞を読んだり、勉強をしたりする空間に適しています。
電球色は温かみのある黄色い光で、ゆったりとくつろぐ空間に適しています。また電球色は食べ物を美味しくみせる効果もあるため、ダイニングテーブルの上やリビングなどのくつろぎたい空間におすすめです。

但し電球色はご高齢の方はとても暗く感じる事が多い為、配慮が必要です。

リモコン

壁スイッチだけでON/OFFするのではなくリモコンがほとんどのシーリングライトに付いています。
横になった状態で消灯する事ができるので特に寝室には便利ですね。

Bluetooth対応機能・スマートスピーカー対応機能

また、最近はBluetooth対応(スマートフォンやタブレットで操作可能)の器具や、音声操作が可能なスマートスピーカー(Amazon AlexaやGoogle アシスタント)対応の器具がどんどん増えています

虫ブロック・虫ガード

シーリングライトの本体のカバーに防虫機能のあるパッキンを使用する事により本体の中に虫が入りにくくなる機能が付いている器具があります。
お手入れの頻度を下げ
てくれる嬉しい機能です。

その他の色々な機能付き器具

▪️プロジェクター付きのシーリングライト
▪️タイマー付き
おやすみタイマーお目覚めタイマー
▪️自動調光機能付き
▪️人感センサー付き

シーリングライトの選び方

実際にどんな点に注意して選べば良いかについては以下となります。

空間にあった光の大きさ

一般的なメーカーの照明のカタログには○○畳用といった記載があります。LED一体型シーリングライトの寿命はかなり長いですので一度購入・設置したら8〜10年は取り替えないのが通常です。また、ほとんどの機種で調光(明るさ大きさの調整)機能が付いていますので使用するお部屋の畳数と同じかワンランク上のものを選んだ方が良いでしょう。暗過ぎて文字が読みづらいなど生活に支障をきたしたり、目に悪影響が出るよりは明るいものを選んでおいて調光機能で明るさを調節する方が最適と思われます。

少し専門的な内容になりますが以下ご参考までに・・・。
LEDのシーリングライトの明るさの単位をlm(ルーメン:光源から放出される初光束)といいます。数値が大きいほど明るくなります。
適用畳数/標準定格光束/定格光束の範囲
4.5畳/2700lm/2200~3200lm
6畳/3200lm/2700~3700lm
8畳/3800lm/3300~4300lm
10畳/4400lm/3900~4900lm
12畳/5000lm/4500~5500lm
14畳/5600lm/5100~6100lm            

    ※(社)日本照明器具工業会ガイド 住宅用カタログにおける適用畳数表示基準

天井プラグと照明のプラグの適合

現在の住宅のほとんどは天井に照明用のコンセント(引掛シーリング・引掛ローゼット)を設置しています。
ご希望のシーリングライトを設置可能なプラグなのかどうか確認しておきましょう。
引掛シーリング:通常耐荷重5kg程度・工具なしで取り付け可能
引っ掛けローゼット:通常耐荷重10kg程度・ネジ止めで取り付け



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